パーマとカラーを一緒にしてはいけない

パーマや縮毛矯正とカラー。

『どっちもやりたいから今日美容室で一緒にしてもらおっかな!』

なんて思った事ありませんか?

これ大きな間違いなんです!

パーマ系施術とカラー施術は一緒にしてはいけない

恐らく同じ日にどっちもしてもらった事がある方はいると思いますが、髪の為を考えたら絶対にやめておいた方が良いです。

なぜか。

もしパーマをかけた直後にカラーをすると、パーマがとれやすくなってしまいます

もしカラーをした直後にパーマをかけると、カラーが色抜けしてしまいます。

どちらの場合も髪への負担が大きく、ダメージになってしまいます。

仮にどちらもやって、直後に『問題なさそう!』と思ったとしても、その後のパーマやカラーの持ちは悪くなり、ダメージは進行します。

どちらも一緒にやる事にはデメリットばかりなのです。

メリットと言えば、その日にできるという、ただそれだけしかないでしょう…

もし美容師から、

『今日はパーマかけてその後にカラーしましょう!』

なんて勧められたら、その美容師は

確実にあなたの髪の事を考えてくれていません。

恐らく自分の売上の事しか考えてないか、ヘアケア知識が無いかのどちらかだと思います。

残念ですが…。

僕はお客様から、パーマとカラーをやりたいと言われた場合、必ずこのしない方がよい理由を説明させて頂いてます。

きちんと説明したらみなさん分かって下さるので、本当にありがたいのですが、

心からお客様の髪の事を考えた上で説明をすれば、絶対にその意思が伝わるのではないかと思っています。

パーマとカラーを一緒にしたい場合はどうするのがベストなのか?順番は?日にちは?

もう一つ伝えたいのが、

『じゃあどうするのが1番いいの?』という所。

2つの方法を書きたいと思います。

1.パーマをかけてから1週間後にカラーをする

これが1番良いやり方です。

パーマをかけて1週間経てば、毛髪内のパーマの結合が定着し安定するので、カラーをしても支障がなくなります。

もし1週間が難しくても、最低5日間は空けて頂きたいですね。

逆にカラーをして1週間後のパーマはダメです

カラーは1週間後でもパーマの薬剤で色落ちします。

もしカラーをしたら、次のカラーのタイミングの前までパーマは我慢しましょう。

2.リタッチ(根元のカラー)をしてパーマをかける

唯一同時に施術するのが問題ないやり方ですね。

ただしリタッチなので、毛先の色はそのままの状態です。

もし毛先までのカラーチェンジを希望の場合はこの選択はできないですね。

リタッチをしてからパーマであれば、根元にパーマの薬剤が付く事はないので影響がありません。

僕もよくやるやり方の一つで、日にちを分けて来るのが難しい方や、今の毛先の色は気に入ってるけど根元の伸びてるのだけが気になる方にはご提案させて頂いてます。

実際、毛先の褪色が激しくなく、根元の伸びが2センチくらいまでであれば、リタッチでかなり綺麗に仕上がります。(綺麗に色合わせするリタッチテクニックは必須)

【リタッチしてデジタルパーマ】なんて事は非常に多いメニューの一つですね。

ちなみにリタッチと縮毛矯正はダメです!

縮毛矯正はきっちり根元から薬剤を塗布するので、リタッチの色が抜けます!

これからの髪の事を考えてあげて、必要以上のダメージを与えないようにしましょう!

パーマやカラーはお洒落をする為や、綺麗でいる為、より魅力的でいる為に必要な事です。

ただ、やり方を間違えると髪に負担を与えてしまう施術でもあります。

パーマそのもの、カラーそのものをダメージレスでできるように僕らが工夫・研究するのも必要ですし、

今回のように、【パーマとカラーを一緒にしてはいけない】というお客様と美容師のお互いの認識も必要なのではないかと思います。

みなさんが綺麗な髪でお洒落を楽しめるようになれたらいいなと思います!

それでは!