僕がメインで使うレタッチアプリVSCO。
Before→Afterで載せてみたいと思います。
今ではみんなが使ってるこのツール、ほんと優秀すぎて簡単にお洒落になりますよね…
僕はフィルムの質感が好きなタイプなので、粒状感を入れた感じで。
今回は自分好みではありますが、Instagramのカメラアカウント@ig_shimuでたまにレタッチ教えて欲しいです!ってとんでもなく嬉しい事言われるもんだから、こんなとこでちょっと書いてみようかなぁなんて思ったり。
趣味でカメラをやっている僕ですが、元々は仕事でのヘアスタイル撮影でカメラを購入したわけです。
使っているカメラとかレンズとかは↑こっちに書いてるとして、今日はレタッチに絞って書いてみよう。
まずはBefore→After見比べ
どうでしょうか?
僕はこんなトーンや色味や質感が好きで、結構似た感じで仕上げる事が多いです。
粒状感があり、少しフェードがかって、鮮やかすぎない。(コントラストに関しては強いのも弱いのも好きなので、気分や写真への相性で変える)
この感じが好きなんですね〜。
やっぱこれってフィルム写真みたいなトーンなわけで、実際に最近フィルムカメラ買って撮ったら質感良すぎて、『あっ、おれってやっぱフィルムの感じが好きだったんだ』って改めて思いました。
コンパクトフィルムカメラCONTAX T2試し撮り!
↑色々試し撮りしてます。
そんなわけで、この写真をVSCOでどういうふうにレタッチしたかっていう所を次から。
VSCOレタッチ(モバイルアプリ)
モバイルアプリと書いてるように、僕はPCではレタッチしてません。
なのでアプリの仕様でできる事でやっていきます!
フィルター選びからコントラストや彩度、粒子やフェードまで、細かい調整を書いていきたいと思います!
まずはフィルター選び
だいたい使うのはこのあたり。
確かこのへんはどれもVSCOの有料のフィルターだったかと思います。
特によく使うのが、AV4やKP8などの実在のフィルムを真似て作られたフィルター。
このシリーズが本当に質がよく、外れが少ない。
例えば、AV4はAgfa Vista 400。
KP4はKodak Portra 400。
そのフィルムを再現した色味、トーンになっている。
これはフィルムの質感が好きな人は本当に買うべき優秀なフィルターなので、持ってない方は是非!
ではでは…
今回はAV4、Agfa Vistaに。
だいたい8〜12くらいの間で使用します。
MAXの12でかける事が多いですが、たまに黒が潰れすぎてしまう事があるので、そういう場合は9前後に変えたりなどして調整。
今回は9に。
更に他のフィルターにない調整機能があり、
特性・色温度という、別項目のバーがあるのがナイス。
この特性はかなり使用頻度高めで、フェードが強くかかったり、コントラストが強くなったり、フィルムの種類ごとに変化が違うので、実際にやってみて確かめてみてほしいです。
今回は特性を-1.5に。
少し色褪せた感じになります。
RAW明瞭度
これRAWって書いてるんですけど、 VSCOアプリってRAWデータ編集できるって知ってました?
僕はこの事実を知ってから、 VSCOレタッチが格段にやりやすくなりました。正直RAWデータの編集のし易さのおかげで、写真が変わりましたね。
RAWデータに関して分からない方は、まだあまり気にしなくても良いですが、簡単に言うと、カメラのメーカーごとの色出しがまだされていない生のデータという事です。
少々のレタッチでは色や画質が壊れないです!
データ容量が大きいですが、レタッチで仕上げたい方はRAWデータで撮るのがオススメです。
この明瞭度を1.5に。
明瞭度とは輪郭をくっきりさせる事ですね。
これを少しだけ上げます。
粒子
粒子が入ると一気に好きな感じに近づく。
これは好みが分かれると思いますが、だいたい全部入れてます。笑
強さは3〜6の間くらいで、その時その時で調整。
1つ注意なのが、アプリで編集中よりも写真をカメラロールに保存した後に見ると、少し粒状感が弱くなります。
これはなぜか分かりません…
たぶん編集中の画面がそんなに鮮明な画質じゃないからでしょうね。
そしてもう1つ注意。
Instagramに載せると、画質が荒くなるので、カメラロールの写真よりもザラつく。笑
これは何回かやると分かってくるので体感で覚えて下さい!
RAW露出
ちょっと暗いので+5で明るく。
露出もRAWの良さがあるんです。
+5程度ではあまり関係ないかもですが、例えばもっと暗い写真とかでも、 RAWデータなら明るくできます。黒潰れしすぎてないならなんとかいけます。
ただ白飛びは難しいので、どちらかと言うと少し暗めに撮っておくってのも良いかと思います。
ハイライト・シャドウ
ハイライトは抑えませんが、シャドウ部分を少し上げます。
少しの変化ですが、露出で上げようとするとハイライト部分まで一緒に明るくなってしまうので、シャドウ部分のみ少し明るくします。
たぶん、あんまり変わらない?って思われるかもですが、こーいう微妙な変化が好きだったりこだわりがあったり。
彩度
あまり彩度高すぎは好きではないですが、色味が無さすぎる気がするので、少しだけ上げます。+0.7。
フェード
ここで登場、フェード。
写真全体を色褪せた感じにします。
え?さっき彩度上げたよね?
と、思われるかもしれませんが、先程のは本来の色味に戻したくらいの調整であり、そこからのフェード感。
更に画面全体がフェードがかる事により、ノスタルジックな、ヴィンテージ感のような、哀愁感のある質感に変わるのです。
黒が黒から少しグレー寄りの黒になるところも良い。
このフェードは良い仕事してくれます!
+0.8!(ちょっとだけ笑)
色温度・ティント
僕は夕日などを撮るのでなければ、色温度を+にすることはほぼないですね。
どちらかというと寒色系好きなので、青みや緑味を強くしたい派。
色温度-0.2 ティント-0.3。
少しの変化でも写真の印象が変わる要素。
ビネット
周辺減光の事ですね。
写真の外側を少し暗くする要素で、中央付近の被写体が引き立てられるような感じになり、これもどことなく哀愁感が出るんではないでしょうか。
+1.0。
入れすぎは嫌いだけど少し入れたい。笑
スプリットトーン
これが結構面白い要素で、シャドウ部分の色味とハイライト部分の色味を別々に変えられる。
1枚目がシャドウティント、レッドで、
2枚目がシャドウティント、パープル。
分かりやすいようにどちらもMAXの12で上げてますが、かなり色が付きますよね。
僕は意外にも、シャドウティントにレッドを入れる事が多いです。
ホワイトバランス寒色が良いって言ったのに?と思われた方。
…いやまぁそうなんですけど。笑
でもこのレッドはシャドウ部分のみなのです。
しかもこれ、ちょっとフェードがかりながら色が変わるので、その微妙なニュアンスがめちゃお洒落になったりするんです。
ただこれに関しては、写真によっては全くいじらない場合も多いです!
ちなみにハイライトティントなんかは変更すると個人的には変になるなぁと思ってるので、やったことはありません。
…シャドウティント、レッド+1.0!笑
最後に再調整
よくやりましたおれ!笑
いやこれ書くのがめちゃ大変で途中でちょっとやめようかと思いました。笑
ここでやめるわけにはいかないのでしっかり最後まで書きますよ!
これでほぼ完成なのですが、色々と項目を調整すると、
『ん〜、やっぱこれはもうちょっとこうかな?』
っというのが出てくるはずです。
もうちょっとコントラスト強く!
もうちょっとフェード感あった方がいい!
とかとか。
それを最後に調整して、好きな感じに仕上がれば完成ですね。
今回はフェードをもっと上げて、
フィルターを少し強くしました。
これくらいですね!
そしてカメラロールに保存して終了!…と。
完成写真をもう一度。
いいですね〜。
かなり好きな感じに仕上がりました。
僕はボケ感がある写真が好きなのですが、ボケてる部分に粒子が乗っかる感じとかすごく好きですね。
そこにフェード感がプラスされるともっと好きな質感になります。
今回のレタッチは項目は多かったですが、それぞれの調整値はあまり高くありません。
ですが、それぞれにちゃんと役割があるので、全てが重なった時に、魅力ある写真に昇華してくれるのかなぁと思いますね。
仕上がりのイメージを持って写真を撮る事
もちろん、レタッチなしの撮って出しで好きな写真ができるのであればそれで十分だと思います。
僕はなんかこう、1つのアートの様な感覚でいて、写真を撮ってレタッチをして、それで作品を完成させるような。
そんな感覚でやってます。
自分好みの写真に仕上げれられるようになれば、レタッチがもっと楽しくなりますね!
カメラ自体がもっと好きになるでしょう!
何度も撮って、何度もレタッチして、カメラ構えてるときから完成系をイメージしながら撮れるようになれれば、たくさんの人を惹きつける写真が撮れるはずです!
とか言う僕もまだまだですけどもー!笑
僕も頑張ります!
この記事書くのかなり大変だったから、また気が向いた時に第2弾書こうかな!笑
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